高学歴だからといって必ずしも就職できるわけではない、みたいな話はよく耳にした記憶があるが、確かにそれはそうだな、と今思う。僕の行ってるのはまあ中間くらいのレベルの大学だが、ていうか大学のレベルとか関係なく哲学やってなにか就職への道が開けるということはない。それは第一に哲学を直接に業務に用いるような職種がほぼ皆無だということである。たぶん。よく調べてないけど。学部生レベルだし。でもその事情は哲学だけではない。また文学部だけではない。経済学なんか、たぶん業務に使えるタイプのスキルだと思うが、でもそれで何か道が開けたみたいな感じは俺はしないなあ。職を確保するという意味では確かに「使える」んだけど(そしてそれが致命的に重要なのだろうけど)、でもどこか経済学科ならでは、みたいな感じは欠ける。偏見のせいかもしれないけど、結局やってる仕事はそれほど専門的ではないのではないか。その点理学工学系はなんか道が開ける感じがする。いや、なんか地に足のつかない話になってきた。ていうか俺は面白いことがしてえんだよ*1。そして、面白いことをするには学問はあまり役立たない。なぜなら学問自体が面白いから。
まあ、哲学、就職には役立たないけど生きるのには大いに役立ってるので専攻を悔やむとかいう話ではないんですが。

*1:できれば後述