日記

おれはレポートを書かねばならぬ、いや昨日からそうだった筈なんですが、昨日はバイトして帰るだけで短い一日が終わってしまい、前期に出した分を見直すしかしなかったのであった。なので今日からおれはレポートを書かねばならぬ。 10 日で 2 本を書きあげねばならないので動きのグズい自分には不安があるな。図書館にニーチェ全集を借りに、バスで川崎駅まで行く。バスはいいね。その、なんか地に足のついてる感じが。電車と比較しての話です。まあ普段乗らないから面白がってるって話もある。車中で、『プラスチックの木でなにが悪いのか』をめぐる昆虫亀さんと山形浩生さんのやりとり(?)を読んだ。現在、はてなキーワードのページからたどれます。元のテキストにあたらないとつまるところ判らないな、と思ったのもあり、この本はいずれ読もうと決めていたのもあり、これを機に買ってしまうことに決めた。
川崎に着くと、まず図書館に向かいました。全集の第何巻と何巻を借りるべきなのかを示したメモ書きが自分の講義ノートに載っけてあって、当然持ってきてるかと思ってかばんを覗いたらふつうに家に置いてきてて失望した。講義ノート、バスの中で読もうかと思って一度は用意したのだが先の「プラスチック〜」の話を読むことに決め直したので置いてってしまったのだった。バカだ。今日の朝はくつしたを脱いでズボンを履こうとしてたし、ちょっと頭の働きがにぶくなってるんじゃないかと思う。けっきょく視覚記憶を頼りに居合的ないしギャンブル的なやり方で選んだ。可能性のあるもの片っ端から借りるという選択肢はなかった。今確認したらハズしてました。ああ。馬鹿だわ。 GTD 的な情報環境の整備が再度求められる。
それから丸善へ。レジがすごい並んでた。数学の棚の前に高校生の女の子がいて、こういうのすごいいいな望ましい未来だなと思うタイプです僕は。物理学のとこにも女性がいてすばらしい。ちょっと覗いてみると彼女が立ち読みしているのは『数学ガール』で納得、確実に数学のすそ野が広がってる感じがして今更ながら結城さんいい仕事したなと感心した次第。図形を指で追って理解しようとしてるさまが世界のすてきな部分だ。ちなみに哲学の棚でも別の女性と隣りあったのだが、手に取った本をちらっと見ると『いまこそハイエクに学べ』というので、ああそういうやつねと冷淡な感想をもってしまった。つまりはそういう先入観です。
「プラスチック〜」は哲学の棚を探してもなく、美術芸術のとこにもなく、じゃあ社会問題かというとそこにも見当たらず、検索機に尋ねれば「景観学」にあるよと。行ってみるとこれは建築の下位区分で、なるほどとなりました。それから何を思ったか、特に何か思ったわけじゃないですが、いずれ読むということで『言語哲学大全』第 IV 巻もいっしょに買う。しめて 8,000 円ちょっとで、この金の使い方は大丈夫なのかという気はする。いやまあこういうことするの年に一度くらいですけど。そんなわけでお金だいぶ使ってしまったので帰りは歩くことにした。いやバス代 200 円浮いたからって埋め合わせになるわけじゃないんですが。心理的な軽い罪滅ぼしみたいなとこはある。