日記

九時過ぎ起床、だっけ。ツタヤに CD を返しに行かねばならなかったので、食事して家を出る。テレビで日曜美術館やってて、美術ニュースみたいなコーナーがありこれは見たほうがいいなと思った。多分これからも見ないのだけど。
新宿まで出てきて、 CD を返却した。ついでに、やがて閉店するジュンク堂に来て小平『解析入門』を買おうとしたが、あろうことか在庫なし。店じまいだから入荷もやってない、ってことだろうか。あきらめて近くの紀伊國屋で買った。それから『プロレゴメナ』も。岩波文庫のコーナーでデカルト『哲学原理』をちらっと見たが、これは面白い。大学一年のときに『省察』をいらいらしながら読んだ思い出があるが、見る目変わったなあ。哲学書に正しいことが書いてあると期待して読むと失敗するのだろう。いや、もちろん、ひとすじの真理は必要なのだけど。
早めにずれて、バイト先の近くまできた。お昼はこの近辺にある喫茶店でカレーを食おうと決めていたのだが、来てみると日曜定休と。あきらめて、でも時間余ってるし野外で食うのもなあと、通り沿いの鰻屋に這入った。鰻屋っつうと「這入った」と書きたくなりませんか。
鰻屋つってもウナギは高いのでメニューの中で一番安かった天重・梅、七百円を頼んだ。ふだんまともな(語弊)飲食店に入らないので考えに入れてなかったが、こういうとこは頼んだものが出てくるまでわりと時間かかるのだった。牛丼屋を標準にしちゃ困る。
天重はうまかったのか、特別の感動を受けなかったが、なにしろマスプロでない食い物を食うこと自体に意義があるので味わって食べた。漬け物とお吸い物とデザートのリンゴがついていて非常に満足。お茶飲んでゆっくりして出た。
バイトは臨時であった。臨時なのでいつもと違う人と仕事をすることになり、違う人とといっても密なコミュニケーションをとるわけでもないのだが、慣れない環境で俺がどうなるか(そして俺がいかに「慣れない環境」と認識しやすいか)ってのは自慢する元気もない。いや。んー。一所懸命さが足りないのかな。その場でなんとか cope していく気概が。今日ダメでも明日できればいーや的な思考が優先して働いてしまう。今日は今日できることを最大限して、もしできなくても明日があるよ、というのがまあ折衷案だが。
そういえば仕事と課題に追われていて今日明日で決着がつくので日記書いてる場合ではなかったのだが。今日あったことは今日のように書くことは今日しかできないので。