苦痛

しかしこういう日があるとわかりやすいが、苦痛というのは凝視すればするほどそれが苦痛なのかどうかわからなくなる。今日の俺はぜったいにこの感覚に否を発しつづけていたはずなのだが、でもその感覚じたいを取り上げてみると、べつにそんなにキツくないのではある。たまに頭痛かったりするときのほうがたぶん痛い。なんなら、帰り道にちょっとだけ試みに「楽しい」「楽しめる」「笑える」とかつぶやいて自己暗示かけてみたけど、まあそれなりにそれなりでしたよ。あと世界はあんなに静かだった。
ありきたりなまとめとしては、事実よりもそれに付された認識者の信念がいかに認識に影響を及ぼしてるかっつう事ですな。死にたい狂いそう耐えられないと思いつづけてきた僕にとって、それは確かに死にたくて狂いそうで耐えられない一日だったのです。でもこの苦痛を楽しめると思ったら楽しめるよ。ただ否定的なほうに今日は準意識的にハンドル切ったのですな。破滅型め。こういうのもうしばらくしたらやめるつもり。関係者各位にはご迷惑かけております。ほんと、ごめんなさい。