2011-01-01から1年間の記事一覧

デキる哲学者は図書館に通う

大学の専攻として哲学を選んだ理由はまあ何個かあるんだけど、そのひとつとして「いろいろなものを用意しなくていい」のいうのがある、のを思い出した。いろいろなものを用意しなくていいとは何か。いろんな資料とか、実験器具とか、あと他人の意見とか、そ…

インターネットが性格形成に与える影響について

いや、きちんと心理学的な意味から性格形成といっていいものかはわからんけども。 まえに (2011.8.25) 原書で挙げた『思いやりの人間関係スキル』という本: これをちょっとした課題解決のために読んでいて、――と書いたけれども、実際はもちろん「ちょっとし…

ひさびさに手書き日記

論理のほうに 100% の体重を置いてるからおかしなことになるんじゃないか、と考えた。つまり、(これが論理の対立概念かどうかはよくわからないが)感情ベースでまず考えてみてはどうか。自分がどう感じてるかを基点にすることで問題が整理されてくる経験は…

沈黙くん

メモメモ。近頃の俺はどうかと思う。近頃の俺は、「いいかげんな話」に対する感受性が高まっていてまずは疲れる。あっ俺いいかげんなこと言ってるなと思ったら言葉に詰まるし、いいかげんな比喩とか周り見てない断定とか思慮の足りない哲学的立場の表明およ…

芸術家奥田民生

奥田民生『LION』(2004)。 とてもひさしぶりに聴いた。 2004 年発売直後に買いましたよ。当時奥田民生を重点的に追っていたのだった。まあ思い出話はしなくていいんですけど、音質がすごいいいですよねこれ。当時これ聞いて「他の音楽はもう聞けなくなるんじ…

願いの無力さ

願いは、表明しなければ伝わらない。当たり前の話だ。でも僕はその当たり前の事実をきちんと自分のものにできていない。そして僕だけでなく、そういう人はじつは少なくないのではないかと思っている。 ここで願いとは、広く世界・状況が「こうあってほしい」…

ちょっと補足 10/18

なんだか使命感からやってるみたいなことを言いましたが、義務っていうかむしろ、哲学について「違う」と感じる把握が表明されたとき、そのもやもやにきちんと対処できるように準備してる、というほうが実感として近いか。ようは自分の彼女が好き勝手に評さ…

なんか愚痴なのかなんなのか

触発されてから時間が経ってしまって、主観主義への関心も薄れてきた。あれが放置される危険性も大だ。よくないとは思いつつ関心ないことは書きたくないので書かないんだろう。そもそも関心というよりは、ある種対外的な義務としてやってる(やってた)仕事…

まだ混乱してるけど

引き続き。 問題を改めて述べなおそう。てかこういうの読んでてあまりおもしろくないとは思うんですがしばらくこういうのが続くきがします。読んでいる人はあらかじめすいません&ご考慮ください。 われわれが日常的なレベルで用いている「主観的/客観的」…

つづき

ああそうか校則にはこれにしぶしぶ従ってる、というケースがあって、それを一概に合理性のモデルにあてはめちゃうと違和感が生じるんだな。つまり。 しぶしぶ校則に従ってる人は、それが自分にとって一番よいと思っているのだろうか。どっか破れてる気がする…

うーん問題の所在をつかみかねている。なんでも主観に還元しちゃう主義の話です。いや、いま「なんでも主観に還元しちゃう主義」と言ったが、この〔私の心にある〕問題が主観やそれへの還元に関係しているのかどうかもあやしい。 たとえば「ひとはなぜ校則に…

相対主義は時代の病

そういうことを思ったので、まあリアルのことはリアルで解決すべきなんだがその前準備として、相対主義論駁みたいなことを書いておく。 まず、相対主義。なんでもいいですがたとえば、価値相対主義というのがある。ある事象 A があって、ある人はそれに「よ…

確かなのは、こうして日記を書いたり読んだり、ツイッターの TL に流れる発言群を眺めたり、自分も書いてみたり、といったアクティヴィティのなかにわれわれが求めるべきは、なんらかの知的進展ではないということだ。ある人が愛について語ることばは実感と…

嗜好品でドーピング

コーヒーとか。タバコとか。タバコは吸わないけど。アルコールとか。はたまたコンビーフとか。コンビーフをフライパンで焼いて食べ、薄めた焼酎*1を飲む。みたいな。 UCC の紙コップコーヒーを昼食のお供にする、とか。あるいはよりざっくりと、かつ elabora…

というか補足だけど 10/4

ドーピング的に一時的に能力を上げることは、その場でのパフォーマンスを上げるほかに、長期的な面でも役立つと思われる点がある(面とか点とか……)。すなわち、一時的にであれ能力が上がった状態を体験することで、どのくらいがんばれるのかとか自分のキャ…

必然性どうすっかなあ。承前。いやべつに承前というほどではないが前にも書いた話。どうも投げられたボールは、相手がレールを敷いてくれたら忠実にその上を走らなきゃいけないとか、まあ相手を否定するのがいやとかこわいとかその先どうなるかわからんから…

止まるより

止まるより言葉をつなげ。思考停止がいちばん恐ろしい。思考停止がいちばんよくある失敗だ。思考停止をそのままにして言葉につまってしまうのが僕のよくやる失敗だ。 子供に読み聞かせるのにおすすめの本はないか、と尋ねられて言葉につまった。いや私は児童…

夜の過ごし方

ちわっさ。(なんか最近いってみたかった) まだ夏休み続いてます。アホみたいに続いてる。長すぎる。誰も悪くない。誰も悪くない。しかしとても長い長い夏休みだ。長期休暇は人に会わない。休み中は活動をお休みしちゃうような部活にしか入ってないので学校…

ここしばらくこんなことばかり書いていてどうかと思う。時節柄からして将来の進路のこととか考えたらどうなのかと思う。進路のこと考えるには伝記とか自伝のたぐいを読むといいと思った。

出会いとか

酒屋で働きたい。酒屋っていうか床がフローリング?で照明が落ちついた感じのちょっとオシャレなかんじの酒屋ってあるじゃないですか。いろんな輸入物のおつまみとか売ってるような。今日そういう店に這入って(這入って)いったんですけどもそれは酒を買う…

こういう自分は(客観的に見たとき)どうかな、という気がしないでもないが、というかよりストレートにいえば、こうして書いたものを読み返したとき、外からは俺は気持ち悪いやつ、なんかいけ好かないやつ、に見えてんだろうなあとは思う。 ツッコミではなく…

方丈記がタグ打ちで縦書きして妥協し、彼女の風俗店の服装を口に出して泣きそうになる話

いまだに html タグ打ちの妄誕Fからここに飛んでくる形跡が見えるのは、なにか意味を読み取るべきとこなんだろうか。思うところあればご一報ください。まあ現状あっちに戻る気はしないんですが。それはブログがいい、ブログが優れてるからではなくて、ネット…

必然性。必要性。そういうものを僕は重く見すぎている。必然性がないと動いてはいけない気がする。たとえば――、大学生同士の関係であれば、あまり親しくない人とのはじめの段階の会話として、部活・サークルなにやってんのとかいう話をするのだが、うーん、…

本の感想のところは、自分にとって大事なことを書くという日記の動機よりは、その本を他の人に紹介するという、ある種、啓蒙的な意図のもとで書かれていると言わざるを得ない。それは(その啓蒙が的外れでない限り)悪いことではないけど。 ものをひとに紹介…

井上真琴『図書館に訊け!』ちくま新書、2004。 これから図書館をがしがし使ってみようという気になった。いい啓蒙書だと思う。読書猿さんの図書館がらみのネタは、たぶんこれから引っ張ってきてるのが多い(違ったらごめんなさい)。レファレンス・ブックの…

朝から日記

夢で高校時代好きだった人が出てきて、いや正確には彼女の名前だけ概念だけが出てきて、というのも夢の中で俺は(大学の)卒業に際する記念品を知り合いにすこしずつ差し上げることを思案していたのだが、そのさい部活の知り合いやらに加えて、彼女にも多少…

榎本俊二『GOLDEN LUCKY』(完全版、1989-1991、上)(2002)。けっきょく読み終えるのに一月ほどかかったか。4コマが450頁ほど。これが中・下あわせて三巻あるんだからちょっとすごい蓄積だ。 この作品で行われていることが決定的に異質なものだとは思わな…

あいってなんだ

近頃は UA のベスト盤を聞いている。近頃といっても昨日今日とちょっと前にすこし程度で、聞いているといってもまだ曲名で中身が特定できそうなのは 5, 6 曲くらいなんだけど。 UA というアーティストはなんというかとても信頼できる感じがして、そうすると…

簡単な刺激で爪がヘンな方向にひび入ったり、知らないうちに爪がヘンな方向に罅入ったり、ということが数度あったので、俺死ぬんじゃないかとか思ってます。もちろん冗談めかして、だけども。自分に対して冗談を言うというのは、なんか奇妙ながらも、悪くは…